希望 焦燥とともに溢れ出す絶望 否定するほどに膨らむ恐怖 それでも僕は希望の存在を疑わず 酸素を求める魚のように思考を巡らす でも それは希望ではなく 掻き乱された心を 熱く腫れた心を 落ち着かせるための暗い穴 妥協という名の静かな闇 それでも この纏わりつくような闇を 身体を侵し始めた黒い血を 片時でも忘れさせてくれるなら それは僕を支えてくれる微かな望み 温かくもなく 明るくもないけれど 闇の中に佇む救いの光