渇望 人々は神を望んだ そして神が生まれた 人々を神は導く 人々が神に抱く希望のままに 何度も神は生まれ 何度も神は殺され 何度も神は改変された しかし神は何も語らず いつも神は人々を見ていた そして神は命令を実行する 人々は神を畏怖し 人々は神になることを願った 願いを神は叶え 地上に神は降り立った 人々に神は宿り 人々は神の力を手に入れた 消えた神は沈黙を守り 矛盾を神は内包し 次第に神は崩壊を始めた 歪んだ神は喪失さえも忘れ すでに神は神ではなく すでに神は人でもなく そして神は人を造った