ジレンマ 交わらない世界 閉じた世界 それでも、ともにあろうとする世界 重なり合い でも、混ざることはなく 存在さえも曖昧で 触れることもままならない シャボン玉のように揺らめいて いつ消えるとも知れない運命 しかし、世界は素晴らしいのだと 幻が現を塗り替える 想像だけが世界を繋ぎ 歪んだ鏡が世界を映す ねじ切り押し潰されるもどかしさに 世界は声のない悲鳴を上げて 悪夢から目覚め 焦りに背中を押され わかっていても 世界は再び回り出す 孤独など知らない振りで 空回りでも いつかを信じて