虚無 どこまでも深く深く どこまでも暗く暗く ゆっくりと ゆっくりと 水のたゆたう音が聞こえる 光は無く 音も無く けれど自分の存在 自分の鼓動はココにある 温かく 安らぐ静寂 何もかもが沈黙し けれど確かに見守っている 包み込むような眼差し いつまでもココにいるわけにはいかない そんなことはわかってる でも あともう少しだけ ホームを感じさせて 鋭い光とノイズだらけの世界 身体に刻み込まれる無数の傷 それでも歩き続ける ホームを目指して まだココにはないけれど きっといつか辿り着いてみせる ゆっくりと浮き上がる泡のように